内部リンクの設計|テーマ単位で束ねて、孤立ページを作らない
記事が30本を超えると、思い出しながら内部リンクを張るやり方は機能しなくなります。テーマ単位で束ねる形、リンク文言の付け方、古い記事から新しい記事へ張り直す向き、孤立ページの見つけ方をまとめます。
内部リンクの設計とは、サイト内の記事どうしをどう繋ぐかを決めておくことです。
記事を書くたびに「関連しそうな記事」を思い出して張る、というやり方は、記事が30本を超えたあたりで機能しなくなります。書いた本人でさえ、どの記事があったかを覚えていないためです。
内部リンクの設計が要る理由
内部リンクには2つの役割があります。
読者にとっては、次に読むものへの導線です。1記事で完結しない話題のとき、続きがどこにあるかを示します。
検索エンジンにとっては、どのページが重要かの手がかりです。多くのページから張られているページは、そのサイトの中で中心的な内容だと解釈されます。逆に、どこからも張られていない記事は、書いた本人以外には存在しないのと同じです。
テーマ単位で束ねる
単発の記事を増やすより、1つのテーマについて中心となる記事と周辺の記事を作り、内部リンクで束ねるほうが評価されやすくなります。この形をトピッククラスタと呼びます。
- 中心の記事は、そのテーマ全体を扱う。範囲は広く、深さは浅くて構いません
- 周辺の記事は、テーマの一部を深く扱う
- 周辺の記事から中心の記事へは、例外なく張る
- 中心の記事から周辺の記事へも張る
- 周辺どうしは、内容が繋がるときだけ張る
周辺どうしを機械的に全部繋ぐと、どの記事も同じだけリンクを持つことになり、中心がどこかが分からなくなります。
リンク文言に「こちら」を使わない
リンクの文言は、リンク先に何が書いてあるかが分かる語にします。
「詳しくはこちら」は、読者にはリンク先が分からず、検索エンジンにもリンク先の内容が伝わりません。「詳しくはcanonical の設定方法をご覧ください」と書けば、両方に伝わります。
記事を書く時点で張り先を決めておく
内部リンクは、書き終わったあとに足そうとすると忘れます。公開してしまえば、誰も気付きません。
だから、記事を書き始める前に「この記事から張る先」と「この記事へ張る元」を決めておきます。制作指示書に書いておけば、原稿と照合したときに張り忘れが分かります。
孤立している記事を無料で洗い出します サイトのURLを教えていただければ、どこからも張られていない記事の一覧をお返しします。
内部リンクの相談をする古い記事から新しい記事へ張り直す
新しい記事を公開したとき、多くの現場は新記事から既存記事へリンクを張ります。逆が抜けます。
既存の記事のうち、その話題に触れているものを探して、新記事へのリンクを足します。既存の記事のほうが評価が溜まっているぶん、この向きのリンクは効きやすくなります。
孤立している記事を定期的に探す
サイト内のどこからもリンクされていない記事を、孤立ページと呼びます。
孤立ページは、公開時に一度だけ告知されて、そのあと誰も辿り着けない状態になっています。sitemap には載っているので存在は知られていますが、サイトの中での位置付けが伝わりません。
記事が増えたら、定期的に孤立ページを洗い出して、関連する記事から繋ぎます。
この基盤での扱い
SEOBuilder では内部リンクの画面が、本文の語から張り先の候補を出します。すでに張られているリンクは除き、まだ繋がっていない組だけを提案します。
棚卸しは、被リンクがゼロの記事を材料の1つとして見ています。流入がなく、どこからもリンクされていない記事は、削除の検討対象になります。ただし、消す前に「そもそも繋ぎ忘れているだけではないか」を確かめてください。
用語の定義は用語集に、書く前の設計は制作指示書の記事にまとめています。
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内部リンクの相談をする参考情報
- リンクの扱いについては Google の解説が一次情報です(https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/links-crawlable)
- 本文中のしきい値は SEOBuilder の既定の考え方で、外部の調査結果ではありません