コンテンツの棚卸し|伸ばす記事と畳む記事の決め方

記事が50本を超えると、全部を手入れし続けることはできなくなります。そのまま・改稿・更新・統合・削除検討の5つに仕分ける条件と、公開直後の記事を評価しない理由、そして仕分けを提案までで止めるべき理由をまとめます。

コンテンツの棚卸しとは、増えた記事を「そのまま・改稿・更新・統合・削除検討」に仕分ける作業のことです。

記事が50本を超えたあたりで、多くの現場が同じ壁に当たります。全部を手入れし続けることはできず、かといってどれから手を付けるかも決められない。結果として、新しい記事を足すことだけが続き、古い記事は誰も見ないまま残ります。

コンテンツの棚卸しが要る理由

記事は資産だと言われますが、放置された記事は負債に近い動きをします。

数字が古い記事は、読んだ人の信頼を落とします。同じ語を狙った記事が2本あれば、検索エンジンはどちらを出すか決めきれず、両方とも中途半端な順位に留まります。流入がゼロの記事は、クロールされる回数だけを消費します。

だからコンテンツの棚卸しは「消すため」ではなく、限られた工数をどこに使うかを決めるためにやります。

コンテンツの棚卸しは5つの結論に収まる

判断は5つに収まります。それぞれに、選ぶ条件があります。

結論 選ぶ条件 次にやること
そのまま 流入もコンバージョンも出ている 触らない
改稿 4〜20位にいる、または狙う語と本文がずれている 本文を直す
更新 1年以上前で、まだ成果は出ている 数値と事例を今のものに
統合 別の記事と内容が重なっている 片方に寄せて301
削除検討 流入がなく、どこからもリンクされていない 消すか noindex

改稿は4〜20位から手を付ける

順位が付いている記事の中で、改稿の費用対効果が最も高いのは4〜20位です。

1〜3位の記事はすでに取れています。大きく下にいる記事は、本文を直したくらいでは動きにくいものです。狙う語そのものが合っていない可能性のほうが高く、直すなら記事ではなく企画からになります。

4〜20位は違います。検索エンジンが「この語について書いてある」と認識しており、あと少しの差で1ページ目に入ります。上位ページが扱っていて自分が扱っていない話題を足すだけで、順位が動くことがあります。

公開直後の記事は評価しない

公開から3か月未満の記事は、仕分けの対象から外します。

順位が安定するまでには時間がかかります。公開1か月で流入がゼロなのは当たり前で、そこで「成果が出ていない」と判断して消すと、これから伸びる記事を自分で刈り取ることになります。

同じ理由で、公開日が記録されていない記事は「判断不能」にします。鮮度が測れない記事に鮮度で結論を出すのは、判断ではなく当てずっぽうです。

記事の棚卸しを無料で診断します いまの記事一覧を見て、どこから手を付けるべきかをお返しします。

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「少ない」は分布の中でしか言えない

閲覧数のしきい値を固定の数字で決めると、サイトの規模が変わるたびに意味が変わります。月間10万PVのサイトの「100PV」と、月間1000PVのサイトの「100PV」は別のものです。

サイト全体の分布を見て、下から35%あたりを「少ない」の基準にします。基準を外から持ってこないこと自体が、判断の質を左右します。

棚卸しの結論には理由を添える

仕分けの結果だけを渡されても、受け取った人は検証できません。「削除検討」とだけ書かれた一覧を見て、本当に消していいと判断できる人はいません。

理由を書き添えます。「流入がなく、どこからもリンクされていない」「最終更新から480日が経ち、数値が古い」「別の記事と内容が重なっている」。理由が書いてあれば、受け取った人はそれが自分の状況に当てはまるかを判断できます。

提案までで止める

そして最後に、仕分けは提案までで止めます。

削除は取り返しがつきません。順位が付いていた記事を消すと、その順位も、そこに集まっていた被リンクも戻りません。自動で消す仕組みは、作る必要がないと考えています。仕分けは判断の材料を揃えるところまでで、十分に役に立ちます。

決めたあとの手数は自動化して構いません。50本にタグを付け直す、カテゴリを移す、noindex を入れる。これらは機械がやったほうが速く、間違いも少ない作業です。

この基盤での扱い

SEOBuilder ではコンテンツの棚卸し画面が全記事を7つの判断に仕分けます。上の5つに加えて「様子見(公開直後)」と「判断不能(材料が足りない)」があります。

判断の基準になる考え方は用語集にもまとめています。関連する設計は転載と正規URLの記事が扱っています。

判断の材料は、流入・コンバージョン・平均順位・診断スコア・被リンク数・重複度・経過日数です。計測が繋がっていないときは、流入に基づく判断ができていないと画面に明記します。材料が無いことを隠して結論だけ出すほうが危険だからです。

決めたあとの手数は一括操作の画面が引き受けます。既定はすべて下見で、外部に出る操作には確認トークンを要求します。

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参考情報

SEOコンテンツ運用リライト棚卸し

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